J-POP CLASSIC CLUB TOKYO

提供:EELの自由帳

プロフィール

「J-POP CLASSIC CLUB TOKYO」は、東京音楽大学に学ぶピアノ、声楽、弦楽器、打楽器、作曲の各専攻の学生有志が集まって結成された楽団です。きっかけは、コロナ禍で開催された学園祭、準備期間わずか1カ月でABBAのミュージカル「マンマ・ミーア!」を学内で演奏して満席、大好評を得たこと。気を良くしたメンバーが、次に挑戦したのがJ-POP。親やその親世代が青春時代、夢中で聞いていた曲たちは時を超え、素敵なメロディとして私たちの心をとらえます。まだJ-POPの名称がなく、歌謡曲、ニューミュージックなどと呼ばれていた頃の大ヒット曲を、オーケストラに編曲して、歌と楽器で演奏します。
中高年の人には懐かしく、若者には新鮮な名曲の数々を、リスペクトの気持ちを込めて演奏します。
小さい頃からクラシックを学んできましたが、実はPOPSも大好きです。今回もPOPSの表現方法を学びながら演奏してみました。

公式サイト

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https://jpopclassic.com/

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動画

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「幸せな結末/大滝詠一」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

「幸せな結末/大滝詠一」

「シーズン2」5曲目は、J-POPのパイオニア、大滝詠一さんの「幸せな結末」です。
この曲は、1997年、木村拓哉さんと松たか子さんが主演し、平均視聴率30%を超える大ヒットしたフジテレビ系の月9ドラマ「ラブジェネレーション」の主題歌として制作され、オリコン初登場で2位にチャートイン。
シングルはミリオンセラーとなり、大滝詠一さん最大のヒット曲となりました。

大滝詠一さんは、1950年代から1970年代の海外のPOPSに精通し、それを日本の音楽シーンに取り入れるべくさまざまなチャレンジをされました。
大滝詠一さんに影響を受けたミュージシャンは数え切れないほど、と言われている、いわば「元祖J-POP」とも言える偉大な存在です。

今回は、いつもの弦楽、コーラス、パーカッションに加えて、2台のピアノを投入。
多くの奏者を一同に集めて、「生の演奏で音圧を出しながら、一発録り」という大滝詠一さんがこだわられた録音方法のひとつを再現。
(私たちはいつも一発録りではあります)

今回も、ピアノ・編曲は外崎銀河。伝説のギタリスト鈴木茂さんのコンサート「鈴木茂★大滝詠一を歌う」に最年少メンバーのキーボードとして参加し、すでにプロとして活躍中。
それに加えてもう1台のピアノは、今回初登場の三枝もえ。
ピアノ演奏家コース出身で、クラシックはもとより、POPSも華麗に弾きこなします。
歌は、おなじみ、かなみ、Mayukoのツインボーカル。
専門のクラシック発声で、パワフルボイスからスタートします。
弦楽はもとより、今回は、マリンバ、グロッケン、カスタネットで大滝サウンドの華やかさを表現しました。

「シーズン2」は、「クラシックとPOPSの融合」もテーマの根幹に置いています。
はたして、「幸せな結末」と融合するクラシック曲は何でしょうか? どうぞ、お聞きください。

「卒業写真/荒井由実」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

「卒業写真/荒井由実」

「シーズン2」4曲目は、松任谷由実さんになる前の荒井由実さん時代の名曲「卒業写真」です。
この曲は、1975年2月、荒井由実さんが、ハイ・ファイ・セットさんへ提供され、デビューシングルとして発売されました。同じ年の6月に自身がセルフカバーしてアルバムに収録されています。
のちに、岩崎宏美、浜崎あゆみ、徳永英明、いきものががり、松山千春、コブクロ、槇原敬之さんらを始めとする30名を超えるアーティストの方々にカバーされています。
歌詞の内容は卒業そのものを歌ったものではなく、卒業アルバムを開いて、在りし日の風景や人を思い浮かべつつ、翻って自分はその頃の自分に恥じない生き方をしているのだろうか、という自戒の念を含んだ深い内容です。
シンプルなのにそこまで深い意味を持たせる歌詞を書けるユーミンだからこそ、発売後約50年を迎えても、切ないメロディとも相まって卒業ソングの定番として長く歌われ続けているのだと思います。

今回は、小ユニットで挑戦です。歌は、歌のリーダーかなみ、リーダーのももか、寧々、Hiroyaの選抜メンバーです。
1stヴァイオリンは男前な弾きっぷりでファン急増中の、ほりうち、2ndヴァイオリンは、2年生ながら主要メンバーになってきた、ちー、ヴィオラはこれまたファンの多い、ココ、チェロは、低音を縦横に響かせるおなじみ、やまだしおり。
ピアノ・編曲は外崎銀河。伝説のギタリスト鈴木茂さんのコンサート「鈴木茂★大滝詠一を歌う」に最年少メンバーのキーボードとして参加し、すでにプロとして活躍中。

「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜/アンジェラ・アキ」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

「シーズン2」3曲目は、アンジェラ・アキさんの大ヒット曲「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」です。
この曲は、2008年、NHK全国学校音楽コンクール、中学校の部課題曲として作られ、たくさんの学校で合唱曲として演奏されました。実際に歌われた方も多いのではないでしょうか。
NHK「みんなのうた」、NHK「紅白歌合戦」でもご本人の歌唱で放送され、多くの人に親しまれました。
2008年にシングルCDで発売され、累計21万枚を超え、アンジェラ・アキさんの数々のヒット曲の中でも1番の売上を誇る曲です。

今回、ボーカルは歌のリーダーでパワフルボイスのかなみ。フルートとの二刀流で、壮大な曲をしっとりと歌い上げます。
ピアノ・編曲は外崎銀河。伝説のギタリスト鈴木茂さんのコンサート「鈴木茂★大滝詠一を歌う」に最年少メンバーのキーボードとして参加し、すでにプロとして活躍中。
コーラスには、先日のオーディションを経て新メンバーになった、さくらとhinaが初参加。J-POPに新しい風を吹かせる2人に、ご注目ください。

「シーズン2」は、「クラシックとPOPSの融合」もテーマの根幹に置いています。 はたして、「手紙〜拝啓十五の君へ〜」と融合するクラシック曲は何でしょうか? どうぞ、お聞きください。

「Automatic/宇多田ヒカル」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

「Automatic/宇多田ヒカル」

「シーズン2」の2曲目は、宇多田ヒカルさんのデビュー曲「Automatic」です。
1998年、15歳でデビューした宇多田ヒカルさんのこの曲は、200万枚を超える大ヒットを記録。
デビューシングルの数か月後に発売された1stアルバム「First Love」はCDセールスの日本記録を樹立し、その記録は25年経った現在も破られておらず、宇多田ヒカルさんはデビューの瞬間から時代を代表するシンガーソングライターとなります。

幼少の頃から本場アメリカのPOPSに触れて育った宇多田ヒカルさんの曲は、リズムもメロディも従来の日本人作家の曲とは異なり、演奏するのに勇気がいる曲でした。

今回は、小ユニットで、「今」の私たちにも共感する、いわゆる「エモい」恋愛ソングの名作にチャレンジです。

編曲&ピアノは、外崎銀河。伝説のギタリスト鈴木茂さんのコンサート「鈴木茂★大滝詠一を歌う」に最年少メンバーのキーボードとして参加。
「シティポップ」が大の得意だという彼が、ボーカル4人で歌う、まだ誰も聞いたことのない「Automatic」をアレンジ。

リーダーのももかは、ヴァイオリン&歌の二刀流で、歌のリーダーかなみ、寧々、Mayukoとそれぞれボーカルを担当してきた歌のメンバーに加え、ヴァイオリンは、その弾きっぷりがオトコマエと最近、このチャンネルでファンが急増しているほりうち、安定感抜群の低音で全員を支えるチェロのまな。
以上の精鋭メンバーで、音圧のある「エモいハモリ」を目指しました。

「シーズン2」は、「クラシックとPOPSの融合」もテーマの根幹に置いています。
はたして、「Automatic」と融合するクラシック曲は何か? 
どうぞ、お聞きください。

「東京ブギウギ/笠置シヅ子」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

「東京ブギウギ/笠置シヅ子」

2022年12月24日に「浪漫飛行」をアップしてはや1年。 いよいよJ-POP CLASSIC CLUB TOKYOの「シーズン2」がスタートします。
「シーズン1」は幼い頃からクラシックを学んできた奏者たちが、ふだんは演奏することのないPOPSの技法を学びながら演奏してきました。
「シーズン2」は、この1年の積み重ねを踏まえた上で、「クラシックとPOPSの融合」を、「より自由な発想」で、「より楽しく」、そして「より圧倒的な表現」を目指して展開していきます。

主要メンバーも4月からは4年生。留学、進学、コンクール、教育実習、就活……、と将来を見据えた活動時間が増えてきます。それに伴い、メンバーも多少の変更があります。新旧メンバーともに、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

「シーズン2」最初の曲は、「東京ブギウギ」です。
NHKの朝ドラ「ブギウギ」で話題のこの曲は、戦後すぐの1947年公開の映画「春の饗宴」の主題歌として歌われ、翌1948年にSP盤レコードで発売され、大ヒット。
終戦直後の混乱期から、復興に向かう日本に大きな活力を与え、時代を代表する曲となります。

当時、歌手は舞台中央のスタンドマイクの前に立ち、直立不動で歌うのが普通でしたが、笠置シヅ子さんは、歌いながら舞台を右に左にダンスしながら動き回りました(当時の映像がYouTubeで見ることができます)。
常識を打ち破る笠置さんのパフォーマンスに、観客は度肝を抜かれ、拍手喝采し、心を大きく揺り動かされたことでしょう。だって、それまでそんなパフォーマンスをする歌手はいなかったのですから。まさに、J-POPの元祖と言っていいのではないでしょうか。

その後、この曲は1953年の紅白歌合戦で笠置さんが歌い、また美空ひばり、雪村いづみ、夏木マリ、ユニコーン、スターダスト☆レビュー、庄野真代、福山雅治、氷川きよしをはじめ錚々たるアーティストの皆さんにカバーされていきます。トータス松本さんが歌うアサヒビール「クリアアサヒ」のCMソングでも有名です。

さあ、J-POPの元祖に、今回は全員で挑戦です!

「飾りじゃないのよ涙は/中森明菜」をカバー 音大生が本気でJ-POPを演奏してみた!

中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」

プロジェクトのスタートから1年。
J-POP CLASSIC CLUB TOKYO「シーズン1」最後の曲です。

今回は、中森明菜さんの「飾りじゃないのよ涙は」に挑戦です。この曲は1984年に発売され、オリコンのシングルチャートに初登場1位。100位以内に17週連続でチャートイン。TBSの「ザ・ベストテン」でも1位に輝きました。中森明菜さんの楽曲では、「セカンド・ラブ」「ミ・アモーレ」に続く3位の売り上げを記録した大ヒット曲です。
作詞・作曲は井上陽水さんで、後にご自身がセルフカバーされています。また、岩崎宏美さん、JUJUさん、宮本浩次さん、Adoさんなど、20を超えるアーティストの方々にカバーされている名曲中の名曲です。
今回は、「かもめが翔んだ日」でボーカルをつとめた、パワフルボイスのかなみを起用し、大きくてパワフルな歌の世界を表現してみました。

中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」
作詞・作曲:井上陽水
(1984年)
英訳:松本規人